ACCESS2000(prodoc2007)を使用する場合にご注意いただく点(一部prodoc2008も該当)について。 ●重要 データ移植後、本格的に電子カルテを使用する前に、 <患者登録番号入力>のID, <患者保険登録入力>の保険番号、 <診療録>のカルテ番号 以上を設定することを忘れる事例が頻発してますので、くれぐれもご注意ください。 データ移植の2回目などに忘れやすいのでご注意ください。 ------------------------------------------------------------------------------------ ●平成20年になって初めてprodoc2007の使用を開始される場合は、 医療機関の登録をする際に、prodocaccount.mdbで 医療機関コード:0118205 パスワード:OIYMqMXx に設定してください。 パスワードはすべて半角アルファベットです。 ------------------------------------------------------------------------------------ ●カルテ番号が0に戻ってしまうのは、<データ.mdb>の診療録にデータが存在しないタイミングで、 修復・最適化をしたときです。 たとえば診療が終了したあとにデータを移動させたのち、<データ.mdb>を修復・最適化するような場合です。 データ移動は朝の起動時に自然に移動させてください。 また、現在<データ.mdb>は開いた後、終了するときに自動的に修復・最適化するようになっていますので、 <データ.mdb>を開いて、ACCESSのメニュー→ツール→オプション→全般タブで、<>閉じるときに最適化する> チエックをはずしてください。 ------------------------------------------------------------------------------------ ●以下の問題はprodoc2007の使用時に限らずACCESS2000を使用する場合に処理しておく必要があります。 ■ACCESS2000の最古版(=サービスリリースでないものACCESS(9.0.2***))は使用しないでください。 mdbファイル内のオブジェクトが破損しやすい重大な欠陥があります。 このバージョンを使用すると、prodoc2007では一部フォーム(紹介状フォーム)が開きません。 (原因はDCount()関数を認識しないため) ACCESS2000のバージョンを上げるには、 下記に接続してOffice 2000 Service Pack 3 (SP3) をインストールしてください。 http://support.microsoft.com/kb/326585/ja ■ACCESS2000のメニュー→ツール→オプションの<全般>タブ内の <名前の自動修正情報をトラックする>のチエックが入っていれば、はずしてください。 チエックが入っていると、オブジェクトが破損しやすくなる不都合があります。 また、クエリーをインポートすると、クエリーの定義が変ってしまうことがあります。 ■異常データの発見・処理法 プロフェッショナルドクターVer5からprodoc2007へ移行する場合に使用するデータ移植ツールは、 MyProdocへの移行ツールをそのまま流用したものですが、 mysqlへの移植の場合と異なり、異常なレコードがそのまま移植されます。 その異常データが存在することにより、prodoc2007の運用上支障が出る場合がありますので、 異常データを極力削除する必要があります。 問題となる可能性が大きい異常データは、 データ.MDBの <患者登録名簿> <病名> サポート.MDBの <診療録> などで、 ID/カルテ番号・受診日などの項目のデータ の中に見つかることがあります。 病名では、<開始日>などのデータに異常データがみつかります。 サポート.MDBの<診療録>内に異常データがある場合は、毎日のデータ移動が失敗する場合があります。 その場合の原因はサポート.MDBの<診療録>が破損している状態になっているためです。 @患者登録名簿のIDの異常データ発見法 データ.MDBの テーブル<患者登録名簿>を開き、 テーブルの見出しのIDをクリックして、列全体を黒地にします。 マウスの右クリックで、昇順を選択します。 この場合、マイナスのIDがあれば異常データですので、削除します。 削除の前にその行をコピーしてメモ帳に貼り付けして保存しておきます。 以下レコードを削除する場合は、このようにして、削除するデータを保存します。 次に降順にして、IDがかけ離れて異常に大きな数値の場合、異常データですので、 削除します。 この場合、必要があれば、新たなIDでレコードを作製しなおすことが必要な場合があります。 患者の生年月日が空欄のものがあれば、かならず入力が必要です。 <生年月日>をクリックして、列全体を黒地にします。 マウスの右クリックで、昇順・降順を選択します。 これにより生年月日が空欄のものがあれば表示されます。 Aサポート.MDBの<診療録>の異常データ発見法 サポート.MDBの テーブル<診療録>を開き、 テーブルの見出しの<カルテ番号>をクリックして、列全体を黒地にします。 マウスの右クリックで、昇順を選択します。 この場合、マイナスの<カルテ番号>があれば異常データですので、削除します。 次に降順にして、<カルテ番号>がかけ離れて異常に大きな数値の場合、 異常データですので、削除します。 テーブル<診療録>の見出しの<受診日>をクリックして、列全体を黒地にします。 マウスの右クリックで、昇順を選択します。 この場合、意味のない日付の<受診日>があれば異常データですので、削除します。 次に降順にして、意味のない日付の<受診日>があれば異常データですので、削除します。 B病名の開始日の異常データ発見法 データ.MDBの テーブル<病名>を開き、 テーブルの見出しの<開始日>をクリックして、列全体を黒地にします。 マウスの右クリックで、昇順を選択します。 この場合、意味のない日付の<受診日>があれば異常データですので、削除します。 次に降順にして、意味のない日付の<受診日>があれば異常データですので、削除します。 ------------------------------------------------------------------------------------ ■そのほか、<患者登録名簿>・<病・SOAP>・<病・看SOAP> などのテーブルの中のメモ型項目で異常データが存在することがありますが、 その場合、項目のデータに#Errorと記載があります。 このようなレコードがどこにあるかを確認する簡単な方法はありません。 しかし、テーブルを開いて、レコードを移動してゆくと、そのレコードにカーソルが来たときに、 エラーメッセージが出ることで判明します。 これを簡単に実行するには、新規選択クエリーを作成し、 カルテ番号を、たとえばBetween 1 And 1000 の様に抽出条件として指定して開きます。 エラーが発生してそのクエリーをデータシートビューで開けない場合、 そのカルテ番号の範囲内に異常データが存在します。、 その場合、当該レコードは削除する必要があります。 ------------------------------------------------------------------------------------ ■集計で、自費のカルテの集計が出ない。 自費の患者の集計を出すには、 保険を作成して、 用紙区分を<自費>にして、負担率を1にして カルテを作成してください。 ------------------------------------------------------------------------------------ ■prodoc2007で処方箋に 院長 と印刷される。 @prodocaccount.mdbで医師名を登録していない場合 Aコンピュータ設定で、既定医師名を選択=クリックしていない場合ですので、 かならずクリックしてください。 ------------------------------------------------------------------------------------ ■OSがWindows2000の場合 OSがWindows2000の場合、Microsoft Jet 4.0 データベース エンジンを 最新のものにする必要があります。 以下のサイトから入手してください。 Microsoft Jet 4.0 データベース エンジン用の最新の Service Pack の入手方法=下記URLから http://support.microsoft.com/kb/239114/ ------------------------------------------------------------------------------------ ■コンボボックスからの選択に時間がかかる WindowsXPの場合、起こりえます。 WindowsXPをSP-2にしてください。 ------------------------------------------------------------------------------------ ■フォーム上から、患者生年月日などの日付を変更しようとすると、未来の日付等になり 適切に変更が出来ない。 これはprodoc2007固有の問題ですが、OSが Windows2000 WindowsNT4.0 などのときに、発生します。 WindowsXPでは発生しません。 対策として、メインフォームの<閲覧処理>ボタン→<データテーブル閲覧>などで、 該当テーブルを開き、直接テーブル内で日付データを修正してください。 ------------------------------------------------------------------------------------ ■ACCESS 2002,2003でprodoc2007のカルテ・レセプトファイルを稼働させる方法。 現行prodoc2007はACCESS2000版です。 これをACCESS 2002,2003で稼動させるには、 ACCESS 2002,2003上でモジュールをコンパイルする必要があります。 ACCESS 2002,2003では、コンパイル結果を保存するには2000ファイル形式を開くとき排他的に開く必要があります。そのため以下のようにしてください。 @カルテの場合は、起動後データベースウインドウを表示します。 レセプトの場合は、Shiftキーを押しながら、ファイルをダブルクリックし、データベースウインドウが出たところで、 ACCESSのメニュー→ツール→オプション→詳細タブ→規定のファイル形式がACCESS2000で無ければ、 ACCESS2000に変更します。ACCESS2000であればそのままで結構です。 Aメニュー→ツール→オプション→詳細タブ→規定の開くモードを <排他モード>にします。 Bいったんカルテまたはレセプトファイルを、再度起動します。 C再度起動後、データベースウインドウから、モジュールを選択し、デザインをクリックします。 VBAのメニューから、デバッグ→コンパイルし、終了したらファイル→保存を選びます。 (ファイルを共有モードで開いていると、ここで保存できませんでした。というエラーメッセージが表示されます) Dまた、マクロを実行するたびにメッセージがでますので、マクロのレベルを低に設定してください。 ------------------------------------------------------------------------------------ ■レセプトが起動できない場合 レセプトファイルも C:\prodoc2007\prodoc.account と同じフォルダーに入れないと起動できません。 ------------------------------------------------------------------------------------ ■同じコンピュータ内の C:¥prodoc2007内のデータ.MDB・マスター.MDB・ サポート.MDB・イメージ.MDBには接続できるが、 リモートコンピュータからは接続ができない。 しかも、共有設定で、「ネットワークユーザーによるファイルの変更を許可する」 設定になっている。 サーバーの @Cドライブそのものを共有設定にし「ネットワークユーザーによるファイルの変更を許可する」にするか、 AC:\ 内に別の共有フォルダーを新たに作成して「ネットワークユーザーによるファイルの変更を許可する」 設定にして、その中に、データ.MDB・マスター.MDB・ サポート.MDB・イメージ.MDBをいれて接続してください。 システムファイルのあるCドライブでなく、他のDドライブなどがあれば、 共有設定にしてうまく接続できるようです。 この現象の原因は不明です。 ------------------------------------------------------------------------------------ ■ログオンするときに、「パスワードが間違っているか、すでにログオンしています」 というメッセージが出る。 prodocaccount.mdbを開いてログオン状態の変更をすることもできますが、 すでに開いているPRODOC.MDBのデータベースウインドウの<テーブル>の <user_table>を開き、ユーザーのlog_onの値を1→0に変更すると簡単です。